Kindle OASISを使ってみて
このエントリは ニューノーマルぴょこりんクラスタ Advent Calendar 2020のために書かれたものです。
1.はじめに
電子書籍(kindle OASIS)を導入してから1年くらい経過したのでその感想でもつらつら書こうと思います。
前提として私はこんな人
(1)読む頻度と時間
ほぼ毎日本は開く
時間は1日当たり平日1~2時間、週末は集中力次第ですが3時間~5時間
(2)読む本
応用数学系の入門書、コンピュータ関係の読み物、工学関係(機械、化学、電気etc)
文庫本(筑摩学芸文庫の読み物系なやつとか、たまにビジネス本っぽいやつも)
(3)人物
賃貸住まいの会社員をしている
近視で眼鏡人生
2.電子書籍に手を出した目的
(1)現状
賃貸住まいでスペースが少ないのでこれ以上本を増やすのは限界
とはいえ新しい本は定期的に目を通したい
(2)kindle目的
kindle導入により紙の本を買う頻度を減らして本の増加を緩やかにする
電子書籍であれば気軽に本を買えるようにすることで触れる本の幅を広げる
3.端末の選択
電子書籍の運用方法として①PCで読む。②携帯端末で読む、がありますが
①はわざわざPC開くハードルが余計な読書へのバリアとなるので論外。
②では、選ぶ端末の選択が重要ですが、近視なので文字は読みやすいかつ読んでて疲れにくい端末が良い
⇒上記より、画面はある程度大きくかつ端末は軽くて手が疲れないものが良いという基準で選択。タブレットとkindleで迷いましたが、反射光を利用したe-inkで疲れにくいとのことでkindleにしました(ディスプレイの光が近眼にはつらいので)。また、サイズが小さくて読みにくいと絶対使わなくなるとの判断で奮発してOASISにしました。端末の本をいちいち読むものに入れ替えるのが面倒なのでたくさん入る32GBにしています。
4.運用方法
電子書籍はパラパラ行ったり来たりして精査しながら読むような読み方だと画面が切り替わるタイムラグのせいで若干ストレスがあります。基本的には前から順番にじっくり読んでいくような本でかつ、後でそこまで読み返さないものが向いています。そこで以下のようなすみ分けを紙の本と電子書籍で行いました
電子書籍・・・文庫本、コンピュータ関係の本、工学系の読み物
紙の本・・・専門書、コンピュータ関係の本(一部)
コンピュータ関係本は割と参照しながら読む本ですが、分厚くて場所を取る割に内容の更新頻度や範囲が高くて新しく買う頻度が高くなりやすいため電子書籍を主としています。
5.導入して何が変わったの?
家計簿をつけているので、そこから買った書籍の冊数を抜粋して比較してみました。
まず本を買う冊数はkindle導入によってkindle分が加わって圧倒的に増えています。
kindleストアだと試し読みしてそのまま購入に進むことが出来、買った本の置き場所の心配もないため、勢いで買ってしまうことが非常に多いです。
そのおかげで、今まで場所を取るから手が伸びなかった読み物的な書籍を買う機会は非常に増えたと思います(購入書籍のジャンル統計は取ってないですが)
あと、なんやかんや紙の本を買う冊数も増えてます・・・。
kindleがあるといえど、元々専門書はなるべく紙の本を買うスタイルなので案外減らないですね。本を買うことに対する心のリミッターが小さくなったので、手元に置いておきたい本をどんどん買っているのも大きいです。実はもっと最近だと欲しいジャンルの本は充実してきたので一応買う頻度は減ってますが、今年前半はガンガン買っていたようです。2020年5~6月突出しているのは給付金で調子乗った結果です。
ただ、kindle導入後に買ってる冊数を全部紙で買っていたらとっくに本棚は物理的に破綻してるので、省スペースに貢献しているといえばしています。
まあ今年と去年の比較だと、新コロナ流行で生活スタイルがインドアに寄った影響もあり、あまり良い比較になってないような気もします(それはそう)。
6.その他kindle使ってみての感想とか
<良かった点>
・kindleフォーマット対応の書籍は文字の大きさがちょうどよく、非常に読みやすい
・画面の大きさ的にOASISで良かった
・わりとよく読む筑摩学芸文庫はkindle対応のものが多くありがたい
・鞄に入るサイズなのでどこにでも持って行って隙間時間に読める
・紙の本みたいに鞄に入れて折れ痕がつく心配がない
<使ってて気になる点>
・kindleに対応してない電子書籍だと文字が小さくて若干読みずらい場合あり
・漫画は画面が小さくて読みづらい上に容量をたくさん食う
・そもそもkindleで買えない本が結構ある(これのせいで紙で買った本ある)
まとめ
・kindle導入後も紙の本の増加スペースは緩やかにならず
・kindle導入により本を買う機会は圧倒的に増えて読むジャンルは幅広くなった
・トータルで見れば本の物理スペース占有を抑えつつ読書生活自体は豊かになった